皆様は木の事は、色々な文献や情報により私より知っていると思いますので
大工歴 36 年の経験と実績などから木を使った理想の住まいとは?という話をしたいと思います。
1.木の年功(樹齢)と価値
「大工」、このヒノキは、だいぶ年功くっているな、どれ位なの?
「材木屋」はい、この木は、樹齢 200 年ですね、
「大工」産地は?
「材木屋」この木は、木曽の天然桧だから高いよ。
このような調子で材木の買い付けをするわけですが、
頻繁に年功や樹齢いう言葉が行き交います。それだけ木にこだわる大工にとって年功とは、重要な材木の価値を左右するものなのです。
たとえば米でも新潟の魚沼産とかいったように、本物の価値を大切にしてきたせいかもしれませんね。
木の良し悪しを見極めるのに私はまず木口の年輪の巾を見ます。
巾が広いのは目荒と言い巾が狭いものを目詰まりと表現します。
節の有る無しに関わらず物を見極めて本物の素材が
後々お客様の家の価値に反映されることとなるのです。
これは、料理人が良い食材にこだわるのと同じかも知れません。 目荒な木は年功が若いため落ち着きがなく反ったり狂ったり収縮も激しいためしっかり乾燥させないと後で厄介な事となります。
しかし目詰まりの年功のくった素材は色艶が良く落ち着いた風格と味わい深い仕上がりとなります。
当然そこで材木の値段が目荒は、安く 目詰まりは、高いという事に成るわけですね。その価値の高い木を一般に銘木と言っているのです。
社寺建築や豪農の館などの重要文化財となるような建物は、全てがその銘木をふんだんに使って造られている訳ですね。
だから今でもしっかりとした風格を保っているのだと思います。
天海工務店のこだわりもその流れを継承しています予算の許される限り本物の素材と匠の心と技を磨きつつ
本物の日本の住まいを次の世代に残したいと思います。 |
2.木は私の師匠
私は、まず素材(木)から学びます。
その素材を前にした時、樹齢 100 年 200 年だと、とても恐れ多くて、中途半端な生き方や魂の入らない仕事をしたら、バチがあたる。そんな気持ちになります。
まず、自分自身本物にならねばと思います、そして刃物を研ぎ、気合を入れて事に望むのです。
木がいつも私を成長させてくれる師匠です。
そういう事もあって本物の素材にもこだわっております。
最近では、利益優先の安かろう悪かろうのニセモノだらけの素材が多く
やっている人もニセモノだらけ、これでは、余りにも切ないですよね。 当社では、極力本物にこだわり、お客様に喜んでいただけるように、
日々努力を重ねて、本物の匠の集団になるよう頑張ります。 |
3. 木の良さを知る
住まいの木材は、主に構造材と造作材に分かれます。
土台、柱、梁などの上棟までの構造材とその後の内装材としての造作材です。
木を使えば健康住宅なのかと言われるとそれだけでは駄目ですね。 出来る限り構造材も室内に現した方が良いと思いますその際、塗装も避けたいですね。
木の香りと共に湿度の調整など結露防止の役目を果たして頂くために自然の状態でカンナ仕上が理想です。
表面に塗装してしまうとその機能が果たさなくなり木を使った意味がなくなりますし、木の香りも殺されてしまいます。
なるべく素材を生かす使い方が重要です。 木には樹液(樹脂)が含まれていますその成分が香りや艶を出し、時を経るごとに段々良い色気になってきます。
やがて落ち着いた飴色になります。本物とニセモノのちがいとは、本物は、段々良くなりニセモノは段々悪く変化します。
木には色々あります針葉樹、広葉樹など用途によって使い分けます。 天海工務店では、一般に針葉樹の 桧 杉 サワラ 落葉松 赤松 ヒバ で構造材、造作材をまかなっております。
そして広葉樹は、ほとんど、硬木(かたぎ)ですので玄関框や敷き台 カウンター 家具、テーブル、大黒柱、床材などに使っております。
(ケヤキ、ミズナラ、タモ、桜、樺、楓、桂など)
針葉樹は軽い木が多く素直に成長しますので建築用材向きです。
広葉樹は、重くて硬いものが多く家具や民芸品向きですね。 |
4.木は人を守る
木を知り尽くした当社では、御家族の皆様が健康で安心して生活をしていただくために適材適所に木を使っております。
木から出る色々な成分が住む人を健康にしてくれたり、木の機能が、快適な室内環境を整えてくれたりします。
当社に寄せられる話に頭痛が起きなくなった、喘息が治った、ストレスが感じなくなった、等々の結果がでております。
木の成分(フィトンチッド)には、様々な効能があります。
ヒノキチオール、キシリトール、ポリフェノール、ハーブなど耳にした事もあると思います。
木から出る成分によって精神安定効果、リフレッシュ効果、抗菌作用、防虫効果、等々また、木の調湿機能、紫外線抑制、断熱効果、などの人間にとって最も快適な住宅は、コンクリートや石や鉄でもない木の住まいではないでしょうか。 |
5.木を生かした使い方
重要なのは、その素材(木)をどのように生かして住まい造りをするかです。
これは、木を知り尽くして、この木はどういう効果がある、どのような香りがする、また色艶はどうか硬いかやわらかいか、湿気に強い木なのかなどを見極めなければ適材適所に生かせないと思います。
闇雲に塗装をしたり、木の事も判らず使っていては、到底 健康住宅にはならないでしょう。
当社は、木使いのプロ集団です。木に学びそれを生かして形にする。そこに住まう御家族の健康や癒しの空間を提供します。 |
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