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2009年09月29日
小山のモダン和風岡島邸がもうすぐ完成となりました
湿気の多い洗面所などは板張り(栃木の杉)がお薦めです
なぜなら調湿効果が高いので部屋がいつも快適です
2009年09月28日
「お客様に真剣ですか」を読んで
著者 高橋滋
世の中には確かに仕事をまじめに行っている人が多いと思う、しかし、お客様に心から喜んでいただいたり、涙まで流していただいたり、また、「ありがとう」と言ってもらえるようなことは、なかなかお目にかかれないのではと思う。
やはりそこには、著者が言ってるようにお客様に真剣になり、目配り、気配り、心配りをしながら常に感動を与えたい、本当にこの店に来てよかったと喜んでいただきたい・・・その思いが強く伝わってくる。
私自身この本を読みながらその通りだなと共鳴するところが多かったし、本来の仕事の線を越えたところにしか人は感動しないような気がしています。
リッツカールトンでの夜中に頼んだ一杯のきつねうどんのように、お客様の無理やわがままに、「もちろん作れますよ、高橋さま」と快く応えるサービスは正に規則よりお客様を守るということなのかと思う。
アマンリゾートの創設者の「エイトリアン・ゼガ」が、お客様を「友人、知人を自分の別荘にお招きしたような気持ちで接しよう」と言った。また、真のホスピタリティを高めるために人として当たり前のことを当たり前のようにする。そして感謝の気持ちを持って温かくフレンドリーに接するのだと云う。
私も上手くいかないときは、必ずお客様のわがままを聞いてやれないときに問題が起きてたように思う。こちらの都合ではなくあちらの都合を優先しなければいけないのかなと少し不安な面もあると同時に反省している。著者も言っているが、トップの想いや志がお客様に伝わっているか、また真剣にお客様に伝えているか・・・伝わらない気持ちは「なかったことと同じ」だと彼は言う。
著者が旅先のアフリカのアマンリゾートで感動したように、はじめて行ったにもかかわらずスタッフ全員が彼を「お客様!」ではなく「ミスター高橋!」と名前を呼んだとのこと
彼も相当そのことが嬉しく感動したように、おもてなしの仕事の域を超えたサービスだと思う。
著者はスタッフに「小さな積み重ねが社風を変える・・何か一つの事をすれば劇的に変わることはない」と情熱を持ってお客様に接するように、言い続けているようです。
「1日の教育で人は変わらない、社員が変わらなければ会社は、変わらない、社員を変えるのは、教育ではなく躾なんです」と云う。また、「人間として何をするか」「今、目の前にいるお客様が友人知人だったらどういう事をするだろうか」重要なのはこの2つです。
お客様が足を運んでくれたりお金を払っていただくことに慣れず、いつも感謝の気持ちを右足に乗せて(行動に移す)お客様の困っていることをすぐに解決し、お客様の小さなわがままを聞くことによって会社や仕事をどんどん進化させていかねばと思う。
天海工務店も日本一感動を与える工務店を目指していますが、このカシータのオーナーのように何をされたら、お客様は嬉しいのかを考えながら目配り、気配り、心配りをしながら、サービスの質を高めなければいけないと思いました。
平成21年9月28日 天海正司